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上原美佐 (1937年生) : ウィキペディア日本語版 | 上原美佐 (1937年生)[うえはら みさ] 上原美佐(うえはら みさ、1937年3月26日 - 2003年)は、日本の女優。福岡県福岡市出身。 == 経歴 == 福岡市立福岡女子高等学校卒業後、文化女子短期大学在学中に『隠し砦の三悪人』で監督の黒澤明にヒロイン役に抜擢されてデビュー。抜擢されたきっかけは、上原が短大在学中に師事した徳川義親のもとを訪れた際に、東宝の社員の目に留まったことにある。1981年の黒澤明・千秋実・藤原釜足とのテレビ対談では、名古屋の東宝系の映画館に行った際、東宝の社員に声をかけられた、と本人は語っている。当時、上京の折には徳川義親の家に泊まり、徳川義親の行く先々について回ったため「徳川家の孫娘」と噂されたこともある〔内外タイムス文化部編『ゴシップ10年史』(三一新書、1964年)p.63-64〕。 黒澤はあくまで上原の「気品と野生の二つの要素がかもしだす異様な雰囲気」〔文藝春秋編 『女優ベスト150 わが青春のアイドル』 180頁。〕のみを評価し、デビューに至った。撮影にあたって、馬術を習い、障害を跳べるまでになった。そのほか、武家の姫らしい身のこなしのために剣道も習った。演技は初めてでまったくの素人だったため、そのつど黒澤が演じてみせ、その通りに従い進めていったという。 きりりとした顔立ちと躍動感溢れる演技で人気を博し、一躍スターとなるが、本人は「私には才能がない。」と2年で引退した〔文藝春秋編 『女優ベスト150 わが青春のアイドル』 180-181頁。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上原美佐 (1937年生)」の詳細全文を読む
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